「いいもの」とは、誰にとっての「いいもの」なのか…
(2023年11月5日のニュースレター #035 を転載します)
こんばんは!
例年にない暖かい11月ですが庭先のローズマリーが満開で、ゴキゲン気分なほりぐちりえです^^
先日、母から
「たくさんある食器を手放したい…」
という連絡があり、実家へ行ってきました。
母が手放したかった食器は、
「どれもいいものだし、もったいないから使って欲しい」
と言いながら、実は母の好みではない食器や、
頂き物だから手放せなかった食器、
壊れていないという理由だけで数十年も置いてあったもののようで、
食器棚の中にある食器は、一つも入っていませんでした(←怖っ^^;)
「いいものだし、もったいない」
というフレーズは、
誰しも1度は聞いたことがあったり使ったことがあると思いますが。
ブランド品だから、
高価だから、
丈夫だから、
「いいもの」という訳ではありませんよね。
価格の高い安いは関係なく、
持っているだけ
観ているだけで
幸福感がじんわり湧いたり、
ついニヤニヤしてしまうモノ。
誰かがオススメしているとか、
流行っているかどうかも関係なく、
素直に自分が「好き!」と言えるモノや、
感じるモノが、
自分にとっての「いいもの」なので、
誰かにとっての「いいもの」に
共感できなくてもいいのです。
「もったいない」という日本の文化は
とても美しい考え方だけど、
不要なものを手放すことへの罪悪感を抱えたり、不要なモノを抱え込み、手放せずにいる人が多いのもまた事実。
でも、
もったいないのはモノだけでなく
不要なモノを置いておく場所、
こころがモヤっとする状況を生み出すことも含まれると思うのです。
住まいもこころも、
手放せないモノが増えるほど、
ゆとりがなくなりストレスが増大したり、
窮屈な気持ちになったりするし、
何より幸福感を感じることが難しいです。
不要なモノやこころがときめかないモノは、そもそも、なるべく入れない。
入ってしまったら、すぐに対処する。
自分にとって不要なモノは持ち続けるより、
循環させる方法を取り入れる方が大切で、
自分が本当に好きなモノや望むモノを
選び取る力を身に付けることが超大切です。
本当に好きなモノを選べるようになると、こころが満たされ、物欲が減ります。
欲しいものが高価なモノでも、ストレスで買い物をしなくなるので、自然とモノが増えにくく、お金も自然と貯まるようになり、
長い目で見たら、コスパ最強だったりする訳です。
私の母が手放すことを決めた食器は誰も欲しがらない、
使わないものばかりだったので…。
最終的に海外に寄付する形で納得してもらいました。
実家にある母のモノはまだまだたくさんありますが、1ミリ進んだだけだとしても、母のこころの変化と進化を感じた出来事でした^^
あなたにとって、本当に大切なものは何ですか?