心が安らぐ「LEDよりも長寿命で、省エネになる白熱灯の使い方」
(4月9日のニュースレタをこちらにも転載します)
こんにちは。
ウチソトラボのほりぐち りえ です。
住まい作りの仕事をしていて、
「照明に興味がある」という方はかなりの少数派な印象です。
「インテリアにはこだわりたいけど、照明は普通でいい…」という方、多いです。
が、しかし…
光は体の中の体内時計に作用したり、
心理的な作用が大きいこともあり、(←ここ大事!)
正しい情報を身に付けて、
実践すると暮らしの質が上がることがたくさんあります。
今の時代の照明といえば、LEDです。
「白熱灯(いわゆる電球)の1/8の電気代で済む」
「省エネ性が高い」
「長寿命でランプ交換の手間がいらない」
という良いイメージから、
白熱灯からをLEDランプに取り換えたり、
照明器具を交換したという方も多いのではないでしょうか。
でもそれは、
正しい情報ばかりではありませんし^^;
白熱灯は光のボリュームを調整すると、
LEDより長寿命になり、電気代も抑えられます。
たとえば、
明るさを20%に抑えると
寿命は500倍(500,000時間)、電気量は1/2に。
明るさを10%に抑えると
寿命は7,250倍(7,250,000時間)、電気量は1/3になります。
LEDほどではないにしても、
省エネ性は高くなり、
圧倒的な長寿命化が実現します。
(LEDは40,000時間と言われています)
わたしがオススメするのは、
寝る前の光は白熱灯を利用して、
明るさを10%~極限までおさえた
ゆる~い、焚火のようなオレンジ色の光をサブ照明で使うこと。
LEDではなく、
白熱灯をオススメするのは、
「白熱灯は太陽が燃えて光るのと同じ原理で、光を放つ」ことと、
「太陽の光と性質が似ていて、全ての光の色を持っているから」です。
(色の割合は異なります)
白熱灯を上手に採り入れ、
夕日のような優しい光、
焚火のような癒される光を再現することで、
空間の質が上がり、
居心地が良くなって、
リラックスしやすく、寝つきも良くなったります。
食後の光を変えたら、
「お子さんが早く寝てくれるようになった!」
という、うれしい声もいただいています。
慣れないうちは暗いと感じても、
慣れてしまうと、
夜の光の明るさが苦痛になります^^;
「10%以下の灯りって暗くない?」と感じても、
実際に試してみると想像以上に明るいです。
(もちろん、仕事や細かい作業には向きませんが)
LEDも、
焚火のようなオレンジ光の色を放つランプもありますが、
・光の質が自然の光と違う
・光を極限まで落とすことが難しい
・調光できるランプのコストが高い
ということもあって、
現段階では白熱灯に軍配が上がります。
では、どうしたら実現できるか?
というと、
①白熱灯が使えるスタンドライトを用意します(家にあるものでOK)
②新調する場合は、直接、光が目に入らないカバー付きを選びましょう
③コンセントに差し込める調光器を用意します
パワーコントローラー
ノア 中間調光器 白熱灯専用
④スタンドライトと調光器に接続し、電源を入れます
⑤メインの照明を消して、サブ照明に切り替えましょう
⑥使う場所は、食後で過ごす場所、寝室などがおすすめです
毎日スイッチを入り切りするのが面倒な方は、
スマートコンセントがオススメ。
スマホでタイマーセットすれば、
スイッチの入り切りする手間さえ省けます。
(説明すると長くなるので、また別の機会にでも…)
電気代が高騰している昨今、
白熱灯押しの話をするものどうなのか…
という思いもありつつも、
「電気代も抑えられ、心と体を癒す光の作り方は知っておいてもいいのでは?」
とお届けすることにしました。
世の中に大きな流れが生まれるときほど、
新しいモノのメリットばかりに光が当たり、
排除したいモノのメリットは
なかったことになりやすいので。
情報の波に流されすぎず、
どんなときでも
自分でちゃんと知る、分かる、気付けるアンテナを
磨いておけるといいですよね♪
ただいま準備中の
ウチソトラボ ベーシック講座では、
そんな風に他ではなかなか聞けない
プロならではの情報などもお届けする予定です。
お届けまで、今少しお待ちください^^
では、今週も素敵な時間をお過ごしください。
あなたの笑顔を応援しています♪